●あの日のこと
博多ではファンクラブの皆さんに、
たくさんの生きるエネルギーをいただいた。
今の僕にとっては、
歌う・・・じゃなくて、
生きるエネルギーと言えるものだった。
抜け落ちたはずの棘。
その傷なのか、
まだ刺さっていたのか。
どんなに苦しくても、
ファンの皆さんと一緒の時だけは、
その痛みを忘れ、いろいろなことから解放される。
真っ直ぐ歌に向き合える自分になれる。
それは、大阪の番組収録でも同じだった。
昨日のXの「ありがとう。」は、すべての想いをこめての投稿だった。
そういえば、香川ライブのMCで後輩の皆さんについて話した時間があった。
あの日は何か特別な想いがあって話した訳ではないし、最初から話す予定でもなかったけれど、その場の空気で自然に出てきた言葉たちだった。(まぁ、僕の場合そういうMCがほとんどだけれど)
ライブ後の特典会で、「宏くんがそんなに深く考えていたなんてびっくりしました。全然違うことが理由だと思っていました。」というような事を、何人かの方が仰っていたことをふと思い出す。
中には、まるで僕が大きな懐の持ち主で、よくできた人間のように解釈して下さる方もいらっしゃったけれど、それは大きな誤解だ。
好意的に理解を示して下さるのはありがたいことだけれど、教科書のような生き方はできていない。
正しい教科書がどこにあるのかも知らない。
僕は、今まで大勢の皆さんに叱咤激励されながら、歌手として生かさせていただいてきた。
自分1人では何もできない人間が、これまで出会った皆さんにお世話になり、支えていただけたからこそ、今日まで歌い続けることができているだけ。
今の歌手・竹島宏が存在しているのは、すべての皆さんのおかげ。
それだけは決して忘れないよう、自分自身に戒めている。
僕はそれしかできない人間だから。
あの日の話はそれ以上でも、それ以下でもない。
ただそれだけの話。




